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眼鏡
小学校4年生の頃から、僕は目が悪い。
ぐるぐる度の強い、おしゃれでもなんでもない「眼鏡」を
ずっと掛けて生きてきた。
鮎川=眼鏡だった。
そんな眼鏡が消えた。
日本
大学のトイレで、コンタクトに付け替える時に忘れた記憶はあるのだが、
週が明けて月曜日、トイレにも忘れ物センターにも僕の眼鏡は届いていない。
愕然とした。
財布なら盗む人の気持ちも分かる。
メガネだぞ?
盗まなくてもいいから、その場に置いていかないか?
伊達でもない、引くほど度の強い鮎川メガネ。
捨てられたのかな...
日本にも心無い人もいるもんだ。
目がね
見えないんです。
目が悪いから。コンタクトもずっとつけてられませんから。
疲れますから。
眼鏡は必要です。でも、ないんです。今。
高校時代の少し、度の弱い奴かけてますけど、困ってます。
弱きものに優しくないやつなんて、鼻くそ以下だ。
眼鏡の恨みは深い。ああ、不快。
改めて、僕は人に優しくなりたいと思いました。
「想」いやり