フレッシュ
1年生は若々しい。
先日、新入生歓迎交流会のスタッフを務めてきた。
そこで会う全ての1年生は謙虚で、生き生きとして見えた。
この先待ち構える、幾多の困難に対する不安もあるだろうが、
彼らの顔には笑顔が満ち溢れていた。
僕もそうだったなぁと思った。
「大学時代が一番楽しい。」
僕は大人たちからそう言われてきた。
だから入学した時というのは、ワクワクしてやまなかったものだ。
クラスなんていう狭い、否が応でも属さないといけないコミュニティなんぞない世界。
やりたいことをやりたいようにできる時間。
大人にも見られ、ガキ扱いもされる都合のよい時代。
広く、幅広い物事を許容してくれる空間。
僕はそんな風なイメージを抱いていた。
これは幻想でもあり現実でもあった。
それが三年生になる今の感想だ。
思い通りになる
だから、なんにでも転ぶ。
良きも悪きにも。
そんな気がする。上手く言い表せないのが惜しいが。
願えば叶うし、ネガティブな気持ちはすぐ表立って負の影響を及ぼす。
僕が、今を振り返って後悔するならば、
間違いなく
楽単
だ。そんなものに頼るなと友人Nに聞かれたら怒られるだろうが、
人間、そこに楽があっていい結果が得られるとわかっているなら飛びついてしまう。
そこへすがる思いを断つつもりはない。
無理やりに興味のない分野を学んで落とす単位の方が無駄だ。
ただ、
楽単は僕の場合、身を滅ぼした。
楽単=苦労せずとも良い結果を得られるもの。
だとしたら、する苦労は最低限に収めたい。
その結果、とことん勉強を怠った。
他の科目も、だ。
なぜだか、怠惰的な感情はフルコミットしなければならぬ事象をも狂わした。
僕のマインドコントロールにも問題はあるだろうが、「楽」をしつつ苦労できる人間はそういないだろう。
怠惰的になると、外に出るのも渋る僕。
遊びにも打ち込めなかった。
今思えば、きつい授業に追われている合間に行った友達との食事やボーリングの方が
鮮明に覚えている。楽しかった、と。
キツさこそ、充実へのキーワード。
僕はそんな気がする。
人によるんだろうけど。
そんな自分の本音、伝えられたかな1年生に。
さぁ、切羽詰まっていこうぜ今学期も。
キツさこそ、充実へのキーワード。
僕はそんな気がする。
人によるんだろうけど。
そんな自分の本音、伝えられたかな1年生に。
さぁ、切羽詰まっていこうぜ今学期も。