僕は強い
いや、正確には弱い。
僕はきっと協調性に欠ける。
友達が、一か月の中国留学に挑戦している。
人間関係に悩みを抱えやすい子だからずっと心配しているが、
なんとかやれているようだ。
ずっと誰かといることが苦痛
ってそいつは言ってた。
離れればいいのに。
って僕は答えた。
そいつは優しいから離れられないんだろう。
誰かといるのが嫌な半面、
慣れる土地で孤独を味わった先にある悲しみに耐えきれる自信がないのだろう。
僕は強い
なんとしても孤独の時間を確保するために最善を尽くす。
異国だろうが誰といようが5時間に一度は欲しい。
フィリピンに行った時がある。
大学の研修なので常に20人くらいと一緒のホテル。
息が苦しくなった。
だから、一人で読書したり散歩する時を大切にしたし、その時を作った。
世の中には、一人だと不安を感じて甘えたがる人がいる。
僕は彼らが逆にうらやましい。
五月蠅いなぁと思う時もあるが。
基本、そういう輩の方が世渡りがうまい。
処世術に長けていると僕は思う。
家では無口な僕には信じがたいが。
この僕は過去の産物か
果たして、孤独を愛す僕が生まれたのは、甘えん坊のあいつが生まれたのは過去の産物か?
なにかの積み重ね?
僕は、遺伝だと思う。
小さいころから一人で空想ごっことかしていたんだし。
寡黙な父に似たと信じている。
いじめられたとか、いじめてたとか関係なく、
対人に関する基礎は親が育んでくれる。
そんな気がする。
孤独ばかりを愛さず、外に出る。
そんな姿勢を身に着けるために
本屋で雑談力とか言う本を買っちゃった。
それが僕という人間。